2020-06-04 |
香港/投資判断/電力・ガス |
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龍源電力と大唐新能源、非公開化の可能性高まる=銀河聯昌
中国銀河証券(
06881/
601881)とマレーシアCIMBの合弁証券会社、銀河聯昌は最新リポートで、龍源電力(
00916)と大唐新能源(
01798)が非公開化される可能性が高まってきているとの見方を示した。競争相手が中国本土でより低コストで資金を調達できた場合、龍源電力と大唐新能源は劣勢に立たされるため、本格的に非公開化を検討せざるを得ないとの見方を示した。
銀河聯昌は、香港に上場する新エネルギー企業の多くは株価がBPSを下回る水準で推移しており、中国本土で国有企業がBPSより低い価格で新株を発行することが認められていないため、資金調達の観点から上場維持の意味が薄れていると指摘。龍源電力と大唐新能源のPBRはそれぞれ0.62倍、0.45倍にとどまっているため、これまで実施された非公開化案件と比べてもバリュエーションは高くないとした。