2020-06-04 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:6日ぶり反落、保険株が全面安 利益確定売りが重し
4日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は6営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.21%安の2917.17ポイントだった。深セン成分指数は0.07%高の11115.79ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3981億7100万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた後、ほどなくマイナス圏に沈むと、徐々に下げ幅を拡大した。景気回復や金融緩和への期待が広がる一方、指数は前日まで5営業日続伸し、3月上旬以来の高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。セクター別では、保険が全面安となっているほか、電子ITや通信も安い。米国が中国航空会社の乗り入れ停止を通知したとの報道を受け、航空も売られた。半面、酒造、小売り、食品・飲料などが買われた。
上海B株指数は0.05%高の205.36ポイント、深センB株指数は0.41%高の851.99ポイントだった。