2日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.38%高の23823.03ポイントだった。中国企業指数は0.22%安の9812.26ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で599億6000万HKドルだった。
ハンセン指数は序盤、24000ポイントに迫る水準に上昇。各国が経済活動を再開するなか、世界景気の底入れに期待する買いが相場を押し上げた。1日の米株高も投資家心理を強気に傾けたもよう。ただ、前日はハンセン指数がほぼ全面高だっただけに利益確定売りが出やすい。中国本土相場が下落したこともあって、じりじりと上げ幅を縮小し、20日移動平均(前引け時点で23811.23ポイント)付近で前場の取引を終えた。
個別では、時価総額が大きい保険株のAIAグループ(
01299)が相場の上昇を主導した。不動産投資信託のLink REIT(
00823)が大幅高。製薬の石薬集団(
01093)、電動工具メーカー創科実業(
00669)も高い。半面、石油株のシノペック(
00386)とペトロチャイナ(
00857)、通信株のチャイナ・ユニコム(
00762)とチャイナ・モバイル(
00941)が反落している。