2020-05-29 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅続伸、経済対策期待と米中対立懸念でもみ合う
29日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅続伸。前場終値は前日比0.01%高の2846.41ポイントだった。深セン成分指数は0.48%高の10704.61ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3306億4500万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた。トランプ米大統領が香港の自治を巡る中国への対応について29日に記者会見を開くと発表し、米中対立の先鋭化に対する警戒感が意識された。ただ、前日に閉幕した全国人民代表大会(国会に相当)を受けて、中国当局が経済対策を本格化させるとの期待も高く、相場の支えとなった。指数は前場中盤にかけて上げ幅をやや広げたが、終盤に前日終値付近まで戻して午前の取引を終えた。セクター別では、医療、小売り、観光、航空が高い。半面、金融が軟調だった。
上海B株指数は0.66%安の204.15ポイント、深センB株指数は1.07%安の850.42ポイントだった。