2020-05-28 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:大幅続落、23000ポイント割れ 米中対立懸念強まる
28日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅続落。前場終値は前日比1.81%安の22878.98ポイントだった。中国企業指数は1.07%安の9464.80ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で686億6000万HKドルだった。
ハンセン指数は安寄り後にプラス圏に浮上する場面もみられたが、中盤以降はマイナス圏で推移。香港の「国家安全法」を巡る米中対立の激化に対する警戒感や、オフショア人民元の下落で資金流出懸念が強まるなかで売りが加速した。指数は前場終盤にかけて節目の23000ポイントを割り込み、結局、午前の安値圏で引けた。
個別では、太古A(
00019)や新世界発展(
00017)といった香港関連銘柄が軟調。医薬品メーカーの石薬集団(
01093)が12%超下落。中国IT大手のテンセント(
00700)、スマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)も大きく売られた。半面、銀行株の中国工商銀行(
01398)や中国建設銀行(
00939)が上昇した。