中国中信集団(CITIC)傘下の資源会社、中信資源控股(
01205)は22日大引け後、2020年6月中間決算の純損益が赤字となる見通しを明らかにした。前年同期は3億6200万HKドルの黒字だった。赤字転落の主因は20年1−4月に販売した原油の平均価格が前年同期比で大幅に下落したこと。1月に新型コロナウイルスの感染が拡大したことから、防疫措置として世界的に移動や経済活動が制限され、原油需要が急激に縮小した。
原油価格は足元で落ち着いており、北海ブレント原油とドバイ原油は5月半ば以降、ともに1バレル30米ドル以上の水準にある。ただ中信資源控股は、原油相場が年初の水準まで持ち直す時期や勢いは不透明との見方を示した。
中信資源控股の22日終値は前日比5.66%安の0.25HKドル。