2020-05-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反落 2900ポイントの上値抵抗を意識 LPRは据え置き
20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反落。前場終値は前日比0.45%安の2885.54ポイントだった。深セン成分指数は0.60%安の10986.44ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4223億3200万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、終始マイナス圏でもみ合った。前日まで続伸し、2900ポイントに迫る水準で引けたが、同節目付近の上値抵抗が意識されたもよう。全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕を今週22日に控え、具体的な政策などを見極めたい気分も漂った。なお、寄り付きとほぼ同時に発表された5月の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)は前月比変わらずとなった。ただ、中国人民銀行(中央銀行)が15日の公開市場操作でLPR算出の基盤となる中期貸出制度(MLF)1年物金利を据え置いたことから、市場関係者はLPRも変更されないと予想していた。
セクター別では、航空・宇宙関連、造船、環境関連、化学肥料などが安い。半面、貴金属が堅調。
上海B株指数は1.38%安の206.95ポイント、深センB株指数は0.42%安の868.21ポイントだった。