2020-05-19 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】続伸か、米株高とワクチン開発期待が支え
19日の香港市場は、前日の米株高の流れを引き継いで続伸か。米バイオベンチャーのモデルナ(MRNA)が18日、新型コロナウイルスのワクチンの初期の臨床試験で効果が確認されたと発表したほか、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が無制限の金融支援策を続ける姿勢を示した。経済活動の正常化が順調に進むとの期待が高まり、投資家が運用リスクを取りやすくなるだろう。18日にNY原油先物相場が3日続伸しており、関連銘柄の買いを誘いそうだ。
18日のNY株式相場は主要3指数がそろって3日続伸。ダウ平均とS&P500は4月8日以来の上昇幅を記録し、ナスダック総合も4月29日以来の大幅高となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)、中国インターネットサービス大手テンセント(
00700)、中国4大商業銀行の中国建設銀行(
00939)など主要銘柄が総じて香港終値を上回って引けた。