2020-05-18 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反発、貴金属に買い 2900ポイントが上値抵抗
週明け18日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。前場終値は前営業日比0.61%高の2885.83ポイント。深セン成分指数も0.27%高の10994.58ポイントと続伸している。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4493億1600万元だった。
上海総合指数は小動きで始まり、次第に上げ幅を広げる展開。前週末に続落して4月30日以来の安値で引けただけに、自律反発を見込む買いが相場を支えた。中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕を22日に控え、経済対策が本格化するとの観測も支えとなったもよう。もっとも、米中関係の先鋭化に対する警戒感がくすぶり、心理的節目の2900ポイントが上値抵抗として意識された。序盤には小幅ながら安くなる場面もあった。 セクター別では貴金属や軍需関連、食品・飲料が買われる半面、通信、電子部品、電子・ITが売られている。
上海B株指数は5.07%高の210.36ポイントと大幅に3営業日続伸。深センB株指数は2.54%高の868.17ポイントと4営業日続伸した。