14日の香港株式市場でハンセン指数は3日続落。終値は前日比1.45%安の23829.74ポイントだった。中国企業指数は1.51%安の9687.10ポイント。メインボードの売買代金は概算で1186億5000万HKドルと、商いが賑わった。
ハンセン指数は終始マイナス圏で推移した。前日の米株安が嫌気されて売りが先行。米中関係の悪化や新型コロナ感染の第2波に対する警戒感などが引き続き重しとなった。指数は序盤に節目の24000ポイントを下回り、下げ幅を拡大。23800ポイント付近では下げ渋りの動きがみられたものの、結局、終値ベースで今月4日以来、1週間半ぶりの安値を付けた。
ハンセン指数構成銘柄で上昇したのはテンセント(
00700)、長江インフラ(
01038)、瑞声科技(
02018)の3銘柄のみ。ニット衣料メーカーの申洲国際集団(
02313)が4%台の下落。本土生保大手の中国人寿保険(
02628)、中国石油メジャーのシノペック(
00386)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)などの下げが目立った。
中国企業指数構成銘柄では、自動車・電池メーカーのBYD(
01211)が安い。中国通信キャリア大手のチャイナ・テレコム(
00728)、不動産大手の万科企業(
02202)、セメント大手の安徽コンチセメント(
00914)などが大きく売られた。半面、ガス事業者の新奥能源(
02688)と中国ガス(
00384)が買われた。