2020-05-14 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:反落、米中関係の悪化懸念などが重し 航空・建材関連安い
14日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.47%安の2884.41ポイントだった。深セン成分指数は0.26%安の11045.73ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3473億1100万元だった。
上海総合指数はマイナス圏で軟調に推移した。前日の米株安が嫌気されたほか、新型コロナウイルスの感染第2波や米中関係の悪化などに対する懸念が引き続き相場の重しとなっている。セクター別では、航空旅客輸送量が新型コロナウイルスの感染拡大前の水準まで回復するのは、早くても2023年以降になるとの国際航空運送協会(IATA)の見通しを嫌気し、航空・空港運営が安いほか、建材、保険、石油なども売られた。半面、電子IT、酒造、小売りなどが買われた。
上海B株指数は0.92%高の199.71ポイント、深センB株指数は1.73%高の834.89ポイントだった。