13日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前日比0.27%安の24180.30ポイントだった。中国企業指数は0.04%高の9835.71ポイントと反発。メインボードの売買代金は概算で1035億3000万HKドル。
ハンセン指数は序盤に一時心理的節目の24000ポイントを下回る場面もあったものの、きょう1−3月期決算を発表するテンセント(
00700)が上昇し、相場を押し上げた。ただ、テンセントが終盤に再び下落に転じたほか、新型コロナウイルスの感染第2波や米中関係の悪化に対する懸念が相場の重しとなり、指数もマイナス圏に沈んできょうの取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、マカオのカジノ監督機関トップの退任が伝わり、サンズ・チャイナ(
01928)や銀河娯楽(
00027)が安い。傘下ショッピングモールのイベントに問題がある可能性が報じられた九龍倉置業地産(
01997)も売られた。半面、米コカ・コーラと中国本土での低温乳製品の生産・販売を行うと報じられた中国蒙牛乳業(
02319)が2%超上昇。中国生物製薬(
01177)や石薬集団(
01093)も買われた。
この他では、中国東方航空(
00670)や中国国際コンテナ(
02039)が安い。半面、中信証券が目標株価を引き上げた美団点評(
03690)が5%超上昇した。