2020-05-08 |
香港/マーケット/証券 |
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香港大引け:反発、24000ポイント乗せ 米中電話協議を好感
8日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比1.04%高の24230.17ポイントだった。中国企業指数は1.07%高の9868.34ポイント。メインボードの売買代金は概算で968億2000万HKドルだった。
ハンセン指数は寄り付きで心理的節目の24000ポイントを回復。前日の米株高の流れを引き継ぎ、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動制限の緩和を受けた買いが幅広いセクターで先行した。きょう午前に中国の劉鶴副首相と米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表、ムニューシン財務長官が電話会談を開いたと伝わり、両国関係の悪化に対する警戒感が和らいだ。ただ、ハンセン指数は上値抵抗として意識された50日移動平均(大引け時点で24257.03ポイント)付近で伸び悩み、同水準を小幅に下回る水準で終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、時価総額の大きいHSBC(
00005)とテンセント(
00700)、中国建設銀行(
00939)が買われ、相場の上昇を主導した。カジノ運営の銀河娯楽(
00027)、スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)も大幅高。香港不動産株の恒隆地産(
00101)は続伸した。一方、取引所運営の香港証券取引所(
00388)が続落した。豚肉大手の万洲国際(
00288)もさえない。
H株では、農機大手のファースト・トラクター(
00038)、クリーンエネルギー発電の京能清潔能源(
00579)が高い。自動車株は東風汽車集団(
00489)、長城汽車(
02333)、広州汽車集団(
02238)が大きく買われた半面、電気自動車大手のBYD(
01211)が下げた。発電大手の華電国際電力(
01071)、製薬の上海復星医薬(
02196)が安い。