7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反落。終値は前日比0.23%安の2871.52ポイントだった。深セン成分指数も0.18%安の10863.29ポイントと反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6672億2800万元だった。
上海総合指数はマイナス圏での推移が目立った。中国の4月の輸出が市場予想を上回ったことを受け、指数は一時プラス圏に浮上する場面もあったものの、勢いは続かず、再びマイナス圏に沈んだ。前日の米株安が嫌気されたほか、指数は前日に約2カ月ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りも重しとなった。ただ、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕を22日に控え、景気対策が本格化するとの期待から一部セクターに買いも広がった。セクター別では、通信、航空、宝飾などが売られた半面、酒造、建材、食品・飲料などが買われた。
A株市場では、メーデー連休中の航空旅客輸送量が前年同期に比べ大幅に減少したことが嫌気され、中国東方航空(
600115)や春秋航空(
601021)、空港運営を手掛ける上海国際機場(
600009)が売られた。BYD(
002594)は華為技術(ファーウェイ)とスマートカー開発で提携すると伝わったが3%超下落。半面、宜賓五糧液(
000858)や瀘州老窖(
000568)が買われた。安徽コンチセメント(
600585)は2%超上昇。
上海B株指数は0.41%安の213.92ポイントと続落、深センB株指数は0.15%高の835.22イントと3営業日続伸した。