29日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続伸。前場終値は前日比0.27%高の24641.17ポイントだった。中国企業指数は0.70%高の10053.08ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で460億4000万HKドル。
ハンセン指数は高寄り後、徐々に上げ幅を縮めた。世界各地での経済活動再開の動きや、各国が打ち出す景気対策への期待から買いが入る一方、指数は前日に約1カ月半ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りが重しとなった。また、香港市場はあす30日から仏誕節・メーデーの連休に入るため、持ち高調整の動きも広がった。
個別では、原油先物価格の上昇を受けてペトロチャイナ(
00857)やシノペック(
00386)が買われた。来月6日から有料道路の料金徴収が再開されることを受け、深セン高速道路(
00548)や四川高速道路(
00107)も高い。半面、万洲国際(
00288)や中国旺旺(
00151)が売られた。