2020-04-28 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:反落、中盤以降は前日終値付近でもみ合い 証券株が高い
28日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.19%安の2810.02ポイントだった。深セン成分指数は0.47%高の10501.15ポイントと続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6739億700万元だった。
上海総合指数は序盤に節目の2800ポイントを割るなど、2%近い水準まで下落。週末のメーデー連休が意識されるなか、米NY原油先物が時間外取引で下落したことを嫌気した売りが強まった。もっとも、中国政府の政策期待は根強く、中盤にかけて前日終値付近まで戻し、その後は同水準でもみ合いを続けた。セクター別では石油、貴金属、通信などが安い。半面、証券株が上昇。深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板」に新規株式公開(IPO)の登録制を導入する案を承認したことが材料視されたもよう。航空や酒造も堅調だった。
A株市場では、石油メジャーのシノペック(
600028)やペトロチャイナ(
601857)が安い。大手自動車部品メーカーの華域汽車系統(
600741)、自動車大手の広州汽車集団(
601238)、液晶パネル製造大手の京東方科技集団(
000725)などが売られた。半面、証券株の中信証券(
600030)や招商証券(
600999)が高い。酒造株の瀘州老窖(
000568)や宜賓五糧液(
000858)、LED用チップメーカーの三安光電(
600703)などの上昇も目立った。
上海B株指数は0.38%安の209.92ポイントと3営業日続落、深センB株指数は0.03%高の827.22ポイントと3営業日ぶりに反発した。