2020-04-27 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反発、銀行株が全面高
週明け27日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。前場終値は前営業日比0.70%高の2828.13ポイント。深セン成分指数も0.85%高の10512.37ポイントと3営業日ぶりに反発している。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3454億1600万元だった。
上海総合指数は小動きで始まり、次第に上げ幅を広げる展開。前週末に続落して引けた後とあって、自律反発を見込む買いが相場を支えた。序盤に下げに転じる場面があったものの、心理的節目の2800ポイントに迫る水準で下げ渋るとプラス圏へ切り返した。中国政府の経済対策が進展するとの期待も投資家心理を支えたもよう。中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)を運営する常務委員会が26日開かれ、延期されていた全人代の開幕日程草案を審議すると伝わった。
セクター別では銀行が全面高となり、相場の上昇を主導。小売りや保険、建材、不動産も買われている。半面、貴金属・宝飾品、造船、石油が売られている。
上海B株指数は0.01%高の212.09ポイントと小幅に反発。深センB株指数は0.23%安の828.19ポイントと続落した。