週明け27日の香港市場は反発して始まった。前週末の米株高の流れを引き継ぎ、心理的節目の24000ポイントに乗せてスタートすると、上げ幅を広げる展開。中国本土で全国人民代表大会(全人代、国会に相当)を運営する常務委員会が26日に第1次全体会議を開いたと伝わり、延期されている全人代の開催日程が近く公表されるとみられる。中国当局の景気対策に対する期待が高まり、買いを誘ったもよう。
指数は日本時間午前10時43分現在、前営業日比1.19%高の24115.64ポイントで推移している。個別では、時価総額の大きい中国建設銀行(
00939)、AIAグループ(
01299)、テンセント(
00700)が大きく買われ、相場の上昇を主導。本土不動産株の中国海外発展(
00688)、香港地場系銘柄の新世界発展(
00017)の上げが目立つ。半面、医薬品メーカーの石薬集団(
01093)が軟調。