2020-04-27 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】買い先行も上値重いか、24000ポイントが上値抵抗の見方
週明け27日の香港市場は米株高の流れを引き継ぎ買いが先行するか。前週末のNY市場でダウ平均は3日続伸し、256米ドル高で終えた。前週前半に歴史的な下落を記録した米原油先物が連日上昇したことが地合いを支えた。24日の香港株の米国預託証券(ADR)は、主力株で欧州金融大手のHSBC(
00005)が香港終値を下回ったものの、IT大手のテンセント(
00700)、アジア生保のAIAグループ(
01299)、中国国有銀行の中国建設銀行(
00939)、保険大手の中国平安保険(
02318)が上回って引けた。
ただ、上値の重い展開を予想する。新型コロナウイルスの経済に与える悪影響に対する懸念が根強く、投資家の慎重な姿勢が続くだろう。時間外取引でダウ先物が小幅安の水準で推移していることも重荷になりそうだ。メーデー連休を控え、市場では24000ポイントが上値抵抗になる(『香港経済日報』)との見方が出ている。なお、企業の1−3月期決算の発表がピークを迎え、業績を手掛かりとした売買が引き続き活発になりそうだ。