2日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比1.69%高の2780.64ポイントだった。深セン成分指数は2.28%高の10179.20ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5977億2900万元だった。
上海総合指数は前日の米株安を嫌気して安く始まったものの、プラス圏に浮上すると、徐々に上げ幅を拡大し、きょうの高値水準で取引を終えた。米株価指数先物が時間外で上昇したことや、中国指導部の財政政策や中小企業支援に関する報道も投資家心理を強気に傾けた。セクター別では、通信、石油、電子ITなどを中心に幅広いセクターで買いが優勢となった。
A株市場では、原油先物価格の急騰を受けてシノペック上海石化(
600688)や中海油田服務(
601808)がストップ高をつけた。習国家主席が新型インフラの整備加速を指示したと伝わり、中興通訊(
000063)も買われた。半面、中国政府が補助金の縮小を検討しているとの報道を受け、長城汽車(
601633)や重慶長安汽車(
000625)が売られた。
上海B株指数は0.60%高の216.88ポイント、深センB株指数は0.33%高の814.60ポイントとともに反発した。