31日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。前日の米株高が好感されたほか、中国当局の財政出動や金融緩和に対する期待が買いを支えている。なお、寄り付き前に中国国家統計局と中国物流採購聯合会が発表した2020年3月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は52.0となり、前月比で16.3ポイント上昇し、市場予想の45.0を大幅に上回った。
指数は日本時間午前10時42分現在、前日比1.49%高の23520.58ポイントで推移。個別では、本土系不動産株の碧桂園(
02007)、華潤置地(
01109)、豚肉大手の万洲国際(
00288)が高い。時価総額の大きい通信キャリアのチャイナ・モバイル(
00941)、アジア生保のAIAグループ(
01299)、中国国有銀行の中国建設銀行(
00939)、IT大手のテンセント(
00700)が上昇し、指数を押し上げた。半面、2019年12月本決算が7割減益となった医薬品メーカーの中国生物製薬(
01177)が大幅逆行安。