2020-03-27 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、政策期待の買いが優勢 2800ポイントを回復
27日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比1.41%高の2803.99ポイントだった。深セン成分指数は1.12%高の10269.02ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3822億3300万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた後、プラス圏でもみ合った。新型コロナウイルスに対する主要国の経済対策や、中国の金融・財政政策を期待する買いが優勢。国家統計局が午前に発表した2020年1−2月の工業企業利益が前年同期比38.3%減と過去最大の落ち込み幅を記録したことを受け、中国の景気悪化に対する懸念から上値が抑えられる場面もあったが、前引け前に上げ幅を拡大し、節目の2800ポイントに乗せて終えた。
セクター別では、セメント・建材、証券が全面高となったほか、インフラ建設、繊維アパレル、酒造が買いを集めた。半面、農業関連が軟調。
上海B株指数は0.62%高の220.44ポイント、深センB株指数は0.84%高の824.15ポイントだった。