25日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に続伸。前場終値は前日比2.12%高の23143.24ポイントだった。中国企業指数は2.08%高の9375.65ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で801億HKドル。
ハンセン指数は高寄り後、上げ幅を縮小したものの、心理的節目の23000ポイントを上回る水準で推移した。前日の米株高に加え、中国本土や日本などきょうのアジア市場が大きく上げていることが買い安心感につながったもよう。
個別では、時価総額の大きいAIAグループ(
01299)やテンセント(
00700)が上昇し、相場の上げを主導。ソフトバンクに続き、KDDI向け5Gスマホが発売されると伝わった中興通訊(
00763)は大幅続伸。安踏体育用品(
02020)や李寧(
02331)などスポーツ用品関連も高い。東京五輪の開催延期が発表され、開催を巡る不透明感が払拭されたことが好感されたもよう。