2020-03-25 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】堅調か、米株高や香港市場への資金流入が支え
25日の香港市場は堅調か。前日のNY株式相場は急反発。新型コロナウイルスによる景気悪化への巨額経済対策が成立する見通しが強まった。ダウ平均は2112.98米ドル高と過去最大の上げ幅を記録し、上昇率は11.37%高と1933年以来の大きさとなった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(
00005)やテンセント(
00700)、中国建設銀行(
00939)、AIAグループ(
01299)などが香港終値を上回って引けている。香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を約389ポイント上回る水準で寄り付くことになる。
一方、相互取引制度を通じた本土からの香港株売買は先月24日から22営業日連続で買い越しとなっている。『明報』によれば、今月1日から24日までの買い越し額の累計は1260億HKドル近くに達し、単月の買い越し額としては、2018年1月の765億HKドルを大きく上回っている。香港市場への資金流入が続いていることも投資家心理を強気に傾けそうだ。