週明け23日の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅反落。終値は前営業日比3.11%安の2660.17ポイントだった。深セン成分指数も4.52%安の9691.53ポイントと大幅反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6874億900万元だった。
上海総合指数は終始マイナス圏で推移した。前週末の米株急落や、きょうの香港市場をはじめとしたほとんどのアジア株式相場が軟調となるなか、本土市場でも売りが先行。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大への警戒、香港市場から相互取引制度を通じた本土株売買が大きく売り越したことも相場を重くした。指数は序盤以降、おおむね2660−2700ポイントの間でもみ合いを続け、結局、終値ベースで2019年2月11日以来、およそ1年1カ月ぶりの安値を付けた。セクター別では電子部品やソフトウエアなどの下げが目立つなど、ほぼ全てのセクターで売りが優勢だった。
A株市場では、接続ケーブルメーカーの立訊精密工業(
002475)、リチウム電池メーカーの江西カン鋒リチウム(
002460)や天斉リチウム(
002466)がストップ安。ハイテク銘柄の三安光電(
600703)や歌爾(
002241)、自動車・電池メーカーのBYD(
002594)、大手不動産デベロッパーの華夏幸福基業(
600340)なども大きく売られた。半面、医薬品メーカーの江蘇恒瑞医薬(
600276)が逆行高を演じた。
上海B株指数は3.30%安の215.00ポイント、深センB株指数は3.90%安の794.60ポイントとともに反落した。