2020-03-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:8日ぶり反発、買い戻し優勢も上値重い 航空が高い
20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は8営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.47%高の2714.77ポイントだった。深セン成分指数は0.11%高の10031.36ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4309億3300万元だった。
上海総合指数は終始プラス圏でもみ合った。前日まで7営業日続落し、約1年1カ月ぶり安値を更新した後とあって、反発狙いの買いが先行。前日のNY市場でダウ平均が反発して2万米ドル台を回復したことから、世界的な株安連鎖に対する警戒感がやや和らいだほか、中国政府が景気刺激策として数兆元に上る財政出動を計画しているとの報道も好感されたもよう。もっとも、週末を前に高値追いの動きは限られた。時間外取引でダウ平均先物が2万ドル台を割り込んで推移していることもあり、前場後半は上げ幅を縮めた。
セクター別では、空港・航空運営が全面高。医療、セメント・建材、石油、酒造も買われた。半面、証券、ディ部品、ソフトウエアサービスが安い。
上海B株指数は0.42%高の220.94ポイント、深センB株指数は0.14%安の818.56ポイントだった。