大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、キャセイ・パシフィック(
00293)の投資判断を「買い」から「ホールド」、目標株価を13.5HKドルから8.6HKドルにそれぞれ下方修正した。一部の先進国で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受けて、航空サービスが正常な状況に戻る時期は予想していた4−6月期から7−9月期にずれ込むとの見方を示した。これを踏まえ、キャセイ・パシフィックの2020年予想純損益をこれまでの黒字から90億HKドルの赤字へ大幅に下方修正した。『AAストックス』が18日伝えた。
キャセイ・パシフィックの2月実績について、有償旅客キロ(RPK)が54%の大幅減となっており、感染拡大による影響で航空サービスによる月間の損失は予想を上回る20億HKドルに膨らんだとの見方を示した。
キャセイ・パシフィックの株価は日本時間午後3時54分現在、前日比5.63%安の8.38HKドルで推移している。