2020-03-18 |
香港/マーケット/証券 |
|
【相場見通し】堅調か、米株高を好感 買い戻しの動きも
18日の香港市場は前日のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ堅調か。17日のNY株式相場は大幅反発。トランプ政権が新型コロナウイルスによる景気悪化への対策として1兆米ドルを投入するとの計画が好感された。ダウ平均は朝方に300米ドル超下落し、2017年2月以来の20000米ドル割れとなったものの、ムニューシン米財務長官が巨額の財政出動計画を発表したことで、21000米ドルを回復して終了した。
新型肺炎を巡っては、世界で感染が急速に拡大しているものの、中国本土では新規感染者数は引き続き減少傾向にあり、経済活動も正常化しつつある。欧米を中心に新型肺炎の感染が長期化すれば、世界景気の後退懸念が一段と意識されるものの、ハンセン指数は今週に入って約3年2カ月ぶりの安値を付けており、値ごろ感のでた銘柄を中心に買い戻す動きも広がりそうだ。
17日の香港株の米国預託証券(ADR)はまちまち。HSBC(
00005)や中国建設銀行(
00939)が香港終値を上回って引けた半面、テンセント(
00700)や華潤置地(
01109)が下回って引けた。