2020-03-16 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:続落スタート、ほぼ全面安で24000ポイント割れ
週明け16日の香港市場でハンセン指数は大幅に続落して始まった。心理的節目の24000ポイントを割り込み、全面安の展開となっている。米連邦準備理事会(FRB)は15日に事実上のゼロ金利政策に踏み切ったものの、新型コロナウイルスの世界的な感染は歯止めがかからないなかで金融緩和だけでは景気の減速は避けられないとの見方から売りが出ているもよう。利下げに伴う銀行の利ざや縮小や原油相場の下落も関連銘柄の売り材料となっている。中国人民銀行(中央銀行)は16日付で銀行の預金準備率を引き下げたが、同日の中期貸出制度(MLF)の1年物金利は据え置いた。
指数は日本時間午前10時55分現在、前営業日比2.09%安の23531.30
ポイントで推移。個別では、時価総額が大きいHSBC(
00005)やAIAグループ(
01299)、テンセント(
00700)が急落し、相場の重荷となった。香港コングロマリットの太古A(
00019)やスマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)と舜宇光学科技(
02382)の下げがきつい。半面、香港電力株の中電控股(
00002)と電能実業(
00006)が逆行高。