2020-03-13 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け: 3日続落、下げ幅3%超 世界同時株安でリスクオフ
13日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅に3日続落。前場終値は前日比3.32%安の2826.37ポイントだった。深セン成分指数は3.50%安の10558.20ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5770億7000万元だった。
上海総合指数は前日比4%超安で寄り付いた。欧米やアジア市場で軒並み株価が急落する中でリスクオフの動きが先行。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、ヒトやモノの移動が一段と滞り、世界の経済活動が急激に停滞するとの警戒感が強まった。もっとも、指数は2800ポイント付近で底堅さを見せた。国内での新規感染者数の減少が続く中、経済活動の本格的な再開や当局の景気対策に対する期待から安値拾いの買いがある程度相場を支えたもよう。
ほぼ全セクターで売りが優勢。貴金属、宝飾品、化学肥料が全面安。化学繊維、医療、製薬、アパレルの下げも目立った。
上海B株指数は2.32%安の227.88ポイント、深センB株指数は2.72%安の879.09ポイントだった。