2020-03-12 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、貴金属・石油・航空などほぼ全セクターで売り優勢
12日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比1.09%安の2936.02ポイントだった。深セン成分指数は1.59%安の11022.40ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4989億3900万元だった。
上海総合指数は前日の米株安を嫌気し1%超下げて始まった後もマイナス圏で軟調に推移した。トランプ米大統領が日本時間午前10時から国民向けに行った演説で、欧州からの入国制限を発表した。世界景気に悪影響を与え、経済対策にも乏しいとの見方が広がり、失望を誘った。新型肺炎を巡り、世界保健機関(WHO)事務局長が「パンデミック(世界的な大流行)に相当する」と発言したことなども嫌気された。セクター別では、貴金属、石油、航空が全面安となっており、ほぼ全セクターで売りが優勢となった。
上海B株指数は0.17%安の237.05ポイント、深センB株指数は0.36%安の918.72ポイントだった。