2020-03-09 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:大幅続落、リスクオフ加速 外資の資金引き揚げ目立つ
週明け9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅続落。前場終値は前営業日比2.41%安の2961.29ポイントだった。深セン成分指数は2.84%安の11254.01ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6648億9700万元だった。
上海総合指数は終始マイナス圏で推移。前週末からの米株をはじめとした世界的な株安や、原油価格の急落が嫌気されるなか、リスクオフムードが加速した。外資による資金引き揚げの動きも強まり、香港市場から相互取引制度を通じた本土株売買は100億元を超す売り越しとなっている。指数は寄り付きで節目の3000ポイントを下回ると、その後も下げ幅を広げた。セクター別では、保険が軒並み安となったほか、ソフトウエアや電子・ITなどが大幅安。半面、医療が逆行高を演じた。
上海B株指数は0.29%安の242.85ポイント、深センB株指数は0.49%安の941.89ポイントだった。