ジェフリーズは最新リポートで、中国のネット通販最大手、アリババ集団(
09988)の投資判断を「買い」、目標株価を274HKドルに設定し、引き続きセクターのトップピックとした。傘下「天猫(Tモール)」の総取引額(GMV)は急速に拡大しており、昨年12月も業界平均を上回る伸びを達成したと評価。「淘宝網(タオバオ)」については、ライブストリーミングが将来的な収益モデルになるとの見方を示した。『経済通』が28日伝えた。
一方、新型肺炎が流行する中、多くのレストランが営業を再開できておらず、食料品の注文は通常の水準を下回っているものの、生鮮食品や日用品に対する市場の需要は大きく増えていると指摘。天猫のGMVの半分近くをファーストパーティー(サプライヤー)が占めており、今後、生鮮食品や日用品業務の拡大が期待できるとした。
アリババ集団の株価は日本時間午後4時42分現在、前日比2.34%安の200.40HKドルで推移している。