パソコンの世界最大手、レノボグループ(
00992)は27日大引け後、同社の2019年10−12月期決算の不正を指摘する動画があるリサーチ会社によってSNSで公開されたことを受け、声明を発表した。動画の指摘をすべて明確に否定するとした。また、財務諸表は会計基準を遵守していると強調した。
レノボグループが20日に発表した2019年10−12月期決算は、売上高が前年同期比0.5%増の141億300万米ドル、純利益が同10.9%増の2億5800万米ドルに上り、市場予想を上回る内容となった。一方、空売り業者のブケパロス・リサーチはレノボグループに粉飾決算の疑いがあると主張し、25日に最新リポートが完成したとツイッターに投稿したほか、26日に動画をYoutubeで公開すると予告していた。
レノボグループの株価は日本時間午前11時16分現在、前日比2.98%安の4.88HKドルで推移している。