2020-02-27 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:反発、心理的節目の3000ポイント回復
27日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.57%高の3004.99ポイントだった。深セン成分指数は1.20%高の11635.59ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6477億1300万元だった。
上海総合指数は一時マイナス圏に沈む場面もみられたものの、ほぼプラス圏で推移した。前日まで3日続落した後とあって、買い戻しが入ったほか、中国政府の景気対策に対する期待も相場を支えた。新型肺炎を巡っては、中国の国家衛生健康委員会の幹部で呼吸器疾患臨床研究者の鐘南山氏が27日、4月末までの抑え込みに自信を示したことも投資家心理の改善につながったもよう。指数は心理的節目の3000ポイントを回復して前場の取引を終えている。セクター別では、食品・飲料、通信キャリア、航空、セメント、観光などが高い。証券も買われた。上海、深セン両市場の売買代金が前日まで、6営業日連続で1兆元を上回ったことが好感されたもよう。半面、造船、貴金属、石油などが売られた。
上海B株指数は0.25%高の240.91ポイント、深センB株指数は0.10%高の944.93ポイントだった。