2020-02-26 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反発、朝安後にプラス圏 インフラ建設が高い
26日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.30%高の3022.21ポイントだった。深セン成分指数は0.98%安の11739.55ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で8311億3200万元だった。
上海総合指数は心理的節目の3000ポイントを割り込んでスタート。新型肺炎への警戒感から前日に米国市場が大幅に続落した流れを引き継ぎ、リスク回避の動きが先行。中国本土以外で韓国や、イタリア、日本などで感染者数が増えているほか、米疾病対策センター(CDC)が米国内での新型肺炎が流行可能性に言及したことを受け、世界経済への深刻な影響が懸念された。もっとも、中国当局の景気対策に対する根強い期待が相場を支え、売り一巡後は3000ポイントを回復。中盤以降はおおむね前日終値を挟んでもみ合った。
セクター別では、造船が全面高。中国当局がインフラ建設の早期再開を推進する方針が伝わり、インフラ建設やセメント・建材、鉄鋼も高い。半面、貴金属、医療、製薬、電子・ITが売られた。
上海B株指数は0.38%安の241.67ポイント、深センB株指数は0.37%安の949.14ポイントだった。