2020-02-25 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】続落か、欧米株安を嫌気 世界景気の減速警戒
25日の香港市場は続落か。韓国やイタリア、イランなど中国以外での新型肺炎の感染拡大が明らかになり、24日の欧米株式相場は大幅安となった。香港市場でも引き続き、世界景気の減速リスクを警戒する売りが出ると予想する。
市場の先安観が強いなか、ハンセン指数の下値のめどとして、3日の取引時間中につけた26145.59ポイントが意識されそうだ。ただ、中国の産業政策や追加の金融緩和を見込み、割安感に注目した買いを入れる動きがありそうだ。決算発表や業績見通しを受けた個別物色も活発となろう。
24日のNY市場ではダウ平均とナスダック総合がそろって大幅に3日続落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は総じて下落。大型株のHSBC(
00005)、テンセント(
00700)、中国建設銀行(
00939)、AIAグループ(
01299)が軒並み香港終値を下回って引けた。