6日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に4日続伸。前場終値は前日比1.96%高の27312.45ポイントだった。中国企業指数は2.07%高の10711.04ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で673億3000万HKドルだった。
ハンセン指数は寄り付きで節目の27000ポイントを回復すると買いの勢いが加速した。前日の米株高や、朝方に不安定だった中国本土相場がプラス圏で上げ幅を広げたことを好感。新型肺炎の治療薬が発見されたとの報道などが伝わるなか、同肺炎に対する市場の警戒感が和らいだ。指数は中盤以降にやや伸び悩んだものの、結局、前場の高値圏で午前の取引を終えた。
個別では、ハンセン指数構成銘柄が全面高。原油高を受けて中国石油メジャーのCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)がそろって大幅高となったほか、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)、通信キャリア大手のチャイナ・ユニコム(
00762)、本土生保大手の中国人寿保険(
02628)などが大きく買われた。