2020-02-05 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、新型肺炎の感染抑制期待広がる
5日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比1.63%高の2828.75ポイントだった。深セン成分指数は2.93%高の10385.23ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5317億3300万元だった。
上海総合指数は寄り付き後ほどなく心理的節目の2800ポイントを回復し、堅調に上げ幅を拡大した。感染拡大の続く新型肺炎をめぐり、国家衛生健康委員会専門家メンバーの李蘭娟氏が2種類の薬がウイルスの抑制に効果があると明らかにしたほか、新型肺炎治療への転用が期待されるエボラ出血熱治験薬remdesivirがきのう午後に中国に到着したと伝わり、投資家心理が改善した。また、香港市場との相互取引制度を通じた「北向き」資金の純流入やファンド会社からの資金流入なども指数を押し上げたもよう。セクター別では、電子IT、貴金属、造船などを中心に幅広く買われた。
上海B株指数は2.25%高の232.58ポイント、深センB株指数は2.03%高の917.25ポイントだった。