4日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。終値は前日比1.34%高の2783.29ポイントだった。深セン成分指数も3.17%高の10089.67ポイントと3営業日ぶりに反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9101億500万元だった。
上海総合指数は心理的節目の2700ポイントを下回る水準で寄り付いたものの、前日に7%超下落した後とあって、買い戻しが優勢となり、ほどなくプラス圏に浮上した。新型肺炎の流行で短期的には中国経済への影響が予想されるものの、長期的な発展トレンドに変わりはないとし、ファンドなどが買いを増やしていると伝わったことも買い安心感につながったもよう。セクター別では、医薬、保険、銀行などが買われた半面、観光、造船、港湾などが売られた。
A株市場では、宝山鋼鉄(
600019)や新華人寿保険(
601336)などが高い。新型肺炎の影響が限定的であることを明らかにした牧原食品(
002714)はストップ高をつけた。半面、中国国際航空(
601111)や中国東方航空(
600115)が安い。映画館を運営する万達電影(
002739)は5%近く下落した。
上海B株指数は1.41%高の227.46ポイント、深センB株指数は2.07%高の899.03ポイントといずれも3営業日ぶりに反発した。