週明け3日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反発。終値は前営業日比0.17%高の26356.98ポイントだった。中国企業指数は0.27%高の10268.12ポイント。メインボードの売買代金は概算で1366億7000万HKドル。
香港市場では、新型肺炎の感染拡大に収束の兆しが見えない中、取引を再開した中国本土市場が大幅下落したことが嫌気された。ただ、ハンセン指数は先週1月31日まで3営業日続落し、6%近く下落した後とあって、買い戻す動きも広がったもよう。指数は寄り付き直後に一時26145ポイントまで下落し、昨年12月5日以来、約2カ月ぶりの安値をつけたが、反発して取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、石薬集団(
01093)や中国生物製薬(
01177)など医薬株、銀河娯楽(
00027)やサンズ・チャイナ(
01928)などカジノ株が高い。半面、ペトロチャイナ(
00857)やCNOOC(
00883)、シノペック(
00386)が売られた。
この他では、小米集団(
01810)が4%超上昇。クレディ・スイスによる出荷予想引き上げが材料視されたもよう。傘下会社が一定の規格をクリアした「N95」マスクと同質のマスク製品を生産していることが明らかになった華潤医薬集団(
03320)は5%超上昇。半面、招金鉱業(
01818)や紫金鉱業集団(
02899)など産金株が売られた。