2020-02-03 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:大幅続落、新型肺炎の拡大嫌気でリスクオフ
連休明け3日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅続落。前場終値は前営業日比8.13%安の2734.66ポイントだった。深セン成分指数も8.27%安の9798.10ポイントと大幅続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3664億3200万元だった。
上海総合指数は大きく下落した。湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を嫌気しリスクオフの動きが強まった。中国人民銀行(中央銀行)が公開市場操作(オペ)を通じた資金供給やリバースレポ金利の引き下げを行ったほか、香港市場から相互取引制度を通じた本土株売買が前場だけで82億元超の買い越しとなったものの、影響は限られた。セクター別では、証券、電子部品、不動産、航空などが大幅安となるなど、ほぼ全面安。半面、医療・医薬の一角が買われた。
上海B株指数は9.64%安の224.61ポイント、深センB株指数は9.38%安の880.33ポイントだった。