米ラスベガス・サンズが30日(香港時間)に発表したサンズ・チャイナ(
01928)の2019年10−12月期決算(米国会計基準)は、売上高が前年同期比0.4%減の22億4000万米ドル、純利益が10.3%増の5億1300万米ドルだった。19年通期の売上高は前年比1.6%増の88億1000万米ドル、純利益は7.4%増の20億4000万米ドルとなった。
ラスベガス・サンズのシェルドン・アデルソン会長兼最高経営責任者(CEO)は、マカオ事業の2019年10−12月期調整済みEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)が8億1100万米ドルと前年同期比3%増え、マカオ市場全体のカジノ収入が8%減少するなかで増益を達成したと指摘した。今後については、マカオ事業への投資を追加して業務を多角化し、レジャーとビジネスの両面でアジアの代表的な旅行先に進化することを目指すとした。さらに、ホテルやエンターテインメント、小売り、MICE(Meeting、Incentive tour、Convention、Exhibition)の施設拡充に数十億米ドルを投じる考えを示した。
サンズ・チャイナの29日終値は前営業日比5.57%安の39.00HKドル。