UBSは最新リポートで、石薬集団(
01093)の目標株価をこれまでの17.4HKドルから20.7HKドルに引き上げた。2018−23年の純利益年平均伸び率が21%に達すると予想。急性脳梗塞治療薬「恩必普(NBP)」の持続的な販売増や、抗がん剤の業績の向上、後発医薬品(ジェネリック)の販売の加速が寄与するとした。投資判断を「中立」に据え置いた。『AAストックス』が23日伝えた。
UBSは石薬集団の抗がん剤「パクリタキセル」が全国規模で実施された2回目の医薬品集中調達で落札候補になったことに言及。落札価格はこれまでの市場価格を約70%下回る一方、ほかの落札候補2社と共同で集中調達量の70%を向こう2年間にわたり供給することになる。今回の落札は公立病院向けの販売ルートの確保や同薬品の長期的な販売増につながるとした。
石薬集団の株価は日本時間午後4時55分現在、前日比3.18%安の18.86HKドルで推移している。