ノルウェーのゲーム開発会社ファンコムは22日、筆頭株主であるテンセント(
00700)がTOB(株式公開買い付け)を提案したと発表した。テンセントが他の株主が保有するファンコム株を全て現金で買い取る計画。1株当たり買取価格は17.00クローネと、オスロ証券取引所での21日終値を27.3%上回る。2月初旬に応募を受け付け始める見通し。ファンコム経営陣と取締役会は全会一致でTOBを受け入れるよう株主に勧めると決めた。
テンセントは2019年10月に当時の筆頭株主からファンコム株29%近くを取得した。ファンコムは1993年に創業し、「Conan Exiles」や「Secret World Legends」などのオンラインゲームで知られる。現在、米作家フランク・ハーバートのSF小説「デューン/砂の惑星」を基にしたオープンワールド・マルチプレーヤー・サバイバルゲームを開発している。
テンセントの22日終値は前日比1.45%高の391.00HKドル。