電気自動車大手の米テスラが、中国での全地球測位システム(GPS)と地図情報のサプライヤーをテンセント(
00700)から百度(BIDU)へ切り替えたもようだ。テスラは17日、対話アプリ「微信」を通じ、同社の「地図情報サプライヤーが百度地図に交代した」と明らかにした。ただ、一部の基本的な地図技術はテンセントが出資する北京四維図新科技(
002405)のものを使い続ける。香港経済紙『信報』が17日伝えた。
テスラは中国の自動車販売台数に占める割合は小さいものの、国際的に人気の高いブランドだ。同社が上海で生産を始めて以来、テスラ社の登記数は増えている。テンセントは2017年、テスラの発行済株式の5%を取得した。百度とアリババ集団(
09988)、テンセントは自動車メーカーに提供する地図や人工知能(AI)、自動運転などで激しい競争を展開している。