HSBCは最新リポートで、広東省政府系の道路管理会社、越秀交通基建(
01052)の投資判断を「買い」に据え置いた上で、目標株価を8.8HKドルから11%引き上げ、9.8HKドルに設定した。『信報』が15日伝えた。
HSBCは、越秀交通基建が昨年、親会社から大広南高速、漢蔡高速、漢鄂高速など湖北省の高速道路3本の権益を取得した件について、華中地区の総合物流サービスの発展による恩恵が見込めるほか、傘下道路の営業権の平均残存年数は業界最高水準の19.1年になったと評価した。一方、中国の宅配最大手、順豊控股(
002352)が湖北省武漢の近くに貨物専用空港の建設を予定しており、2021年の完成後、越秀交通基建が親会社から買収した道路はいずれも高い成長が期待できるとした。
越秀交通基建の株価は日本時間午後4時30分現在、前日比2.13%高の7.20HKドルで推移している。