2020-01-15 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、3100ポイントを割り込む 米中協議の先行き不透明感を意識
15日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.66%安の3086.32ポイントだった。深セン成分指数は0.62%安の10921.18ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3745億8900万元だった。
上海総合指数は軟調に推移した。小安く寄り付いた後、序盤はわずかながらプラス圏に浮上する場面もあったが、ほどなくして下向きに転じ、心理的節目の3100ポイントを割り込んだ。米中はきょう貿易協議「第1段階合意」の署名式を行う予定だが、米国が既存の対中制裁関税を11月の米大統領選の後まで維持すると伝わり、協議の先行き不透明感が再び高まった。もっとも、指数は3085ポイント付近で下げ渋り、中盤以降は同水準付近でもみ合った。
セクター別では、宝飾品、農業関連、素材、石炭が安い。通信も軒並み売られた。半面、製紙、ソフトウエアサービスが堅調。
上海B株指数は0.88%安の258.36ポイント、深センB株指数は0.02%安の992.14ポイントだった。