2020-01-13 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日続伸、米中協議の進展期待で買い テンセントが400HKドル回復
週明け13日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続伸。前場終値は前営業日比0.82%高の28874.19ポイントだった。中国企業指数は0.97%高の11376.86ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で592億HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、上げ幅を広げる展開。米中通商協議「第1段階」合意の署名に向け、中国側代表を務める劉鶴副首相がきょうから米ワシントンを訪問する。協議の進展に対する期待が買いを支えた。米ドルに対して人民元高が進み、オフショア市場で約半年ぶりに1米ドル=6.90元の水準を割り込んだことを受け、元建て資産を多く保有する本土金融株などが買われ、指数を押し上げた。もっとも、指数は中盤に28900ポイントを超える場面もあったが、同水準では上値が重かった。
個別では、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)の上昇が目立った。太古A(
00019)、新鴻基地産(
00016)など香港地場系銘柄や中国銀行(
03988)、中国建設銀行(
00939)、中国平安保険(
02318)など本土金融株が堅調。前週末に高かったテンセント(
00700)が3営業日続伸し、約1年半ぶりに400HKドルの大台を回復。半面、石炭大手の中国神華能源(
01088)、豚肉大手の万洲国際(
00288)が売られたほか、石油株のシノペック(
00386)、ペトロチャイナ(
00857)などがさえない。