10日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に続伸。前場終値は前日比0.06%高の28576.92ポイントだった。中国企業指数は0.28%安の11250.20ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で622億7000万HKドル。
ハンセン指数は前日のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ高く始まったが、ほどなくマイナス圏に沈んだ。指数は前日に約5カ月半ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。ただ、その後はテンセント(
00700)などが指数を押し上げ、プラス圏に浮上して前場の取引を終えた。
個別では、IT株が好調。テンセントが一時2%近く上昇したほか、アリババ集団(
09988)は上場来高値を更新。美団点評(
03690)も1%超上昇した。このほか、キン苑物業服務(
01895)や保利物業発展(
06049)など不動産管理関連の上昇も目立った。半面、ペトロチャイナ(
00857)や華潤置地(
01109)がさえない。